ボーイスカウト浜松第6団ボーイスカウト隊の登山です。今回は南アルプスのほぼ最北、山梨県と長野県の国境に
位置する南アルプスの女王と称される「仙丈ケ岳」を目指します。
初日は雨・雨・雨。
北沢峠のテント場は既に夏山登山者でいっぱいです。少しでも水につかっていない場所を探してテントを張ります。
簡単な夕食を取って、即寝!
まだ朝とは言えない時間に出発準備をし、防寒着をまとい、ヘッドライトを装備して出発です。
薄紫の「イワギキョウ」 仙丈ケ岳には高山植物がいっぱい。登山道のわきには数多くの花を見ることができます。
登坂の疲れを癒してくれる花々です。
紫色が可憐な「エゾエンゴサク」と、黄色い花は「ヤマアキノキリンソウ」かな?
シラサギソウに似た「センジュガンビ」
北沢峠を登山口として五合目の明るく開けた平坦地の「大滝の頭」で薮沢小屋、馬ノ背ヒュッテを経由する藪沢小屋ルートと
小仙丈尾根 ルートに分岐します。
「大滝の頭」を抜け藪沢の渡り付近でしばし休憩。既に疲れてます。
雨も上がり天気は上々となりました。
藪沢を渡り、振り返れば一昨年登った甲斐駒ケ岳が雄大な姿を見せてくれました。
「カラ松」でしょうか、自然の脅威を感じる風景です。これから先は「ハイマツ」が主役に。
馬の背ヒュッテから10分ほど歩き、稜線に上がった所から山頂をみる。
藪沢カールの底に建つ仙丈小屋までは背の低いハイマツに覆われています。
藪沢カールは、立山の山崎カール、穂高岳の涸沢カールとともに、日本三大カールに数えられているそうですよ。
すごいとこに来ちゃったね。そういえば立山にも登ったし、4年くらいまえには奥穂高岳に登り涸沢カールを満喫しましたよ。
これでボーイスカウト浜松第6団としては日本三大カール制覇だぜ!
馬の背を抜けて仙丈小屋に到着、やや長めの休憩をとり体調を整えます。
ガレバを登り眼下に「仙丈小屋」を望む。ここまで来ればあとひと息だ!
「仙丈ケ岳頂上に立つ」標高3033メートル。
やった「ボーイスカウト浜松第6団ボーイスカウト隊、ここにありだ!」
「なぜ制服着ていないのかって?」それはね昨晩の大雨で「ずぶぬれ」になってしまいまして・・・。
「そなえよつねにはどうした!」隊長から「喝」をいっぱいもらいました。
山頂から北岳を望む。「次はあそこだ!」
「降りるんなら、登らなきゃよかった」って言ったのだれだ?「喝!」
そうは言ってもスカウト達にとっては、この夏最高の経験になったことでしょう!(期待)
帰りは来た道を、ずらずらと降りるのです。
きょうもみんな元気で、無事でよかった!よかった!