ボーイスカウト浜松６団通信

ボーイスカウト浜松第６団の「カヌー訓練・体験会」の様子です。

まだまだ真夏の暑さの中、カヌー訓練と体験会を開催しました。場所は浜名湖の村櫛海岸です。
全員集合を確認のあと、注意事項と行動範囲いの説明を受けました。そして準備体操もしっかりやります。



ローバースカウトのＴＷ君から、パドルの扱いと操作方法についての解説を受けます。



両手は自分の肩の広さか、それより少し広いくらい・・・。パドルを水に入れて、まえから後ろに引き込みます。




カヌーに乗る際は、バランス良く乗る事。初めての人は砂浜からスタートで大丈夫です。



３名ずつチームを作り、まずは１０分交代で乗ってみましょう。



いつもの川と違い今回は海（浜名湖）がフィールドです。遠浅の海域東西40ｍ×南北200ｍにロープとフロートを使って行動エリアを確保しました。この範囲の中ならたとえ「沈」（ちん）しても安心です。



隊長・副長に加えて、スカウトのお父さん方にもご協力いただき、ロープに沿って監視役を務めていただきました。（みなさん自ら進んで、引き受けていただきました）



これで安心安心！




ビーバースカウトも、昨シーズンからカヌーに乗っている子もいるので、上手にスマートに乗っています。






川のように流れが無い分、初めてのスカウトでも安定して乗れていますね。





ビーバースカウトとは言え、かなりパワフルなパドルさばきです。




こちらはボーイスカウトです。滑らか～・・・に進みます。




カブスカウトも力強くリズミカルにパドリングしています。





今日は晴天に恵まれ、やさしい風が吹いていて、波も穏やかです。最高のシチュエーションです。



遠くにはウインドサーフィンも見られます。




みんなそれぞれに前進と回転などパドリングを験しています。時には意図する方向とは反対に行ってしまったり、グルリと回転してしまったりと・・・。悪銭苦闘する姿も・・・。
それはそれで、愉快であったり楽しかったり・・・。



そう言えば・・・。今年の浜名湖には「クラゲ」が大発生しています。ソフトボール位から大きなものはドッジボールサイズまで、海底に転がっていたり、砂浜に打ち上げられてしまたり・・・。



調べてみると「ビゼンクラゲ」とのこと・・・。毒は無く、食用にもなるとのことです。
スカイブルーと言うか、海の水の色がそのまま移ったような、綺麗なクラゲです。
Ｎ隊長が手に持ってみると、こんな形でしたよ。そこそこの重さ！



そして、こんな一場面も・・・。



ビーバースカウトのひとりが、クラゲを手に持って海に返してあげていました。
ほっこりする一場面ですね。








みんなどんどん上手になってきました。スピードも出てきます。みんなカッコイイ！



青い空と広い海、これが「熱いぼくらのフィールド」なのです。ボーイスカウトの特権なのです。自然の中に身を置いてこそ、子どもたちは大きく育つのだと感じています。





現役スカウトだけでなく、「体験」の子どもたちも、同じようにカヌーに乗れます。



仲よく交代で乗ります。






初めはちょっと緊張ぎみのようですが・・・。５分もすればもう大丈夫。もちろんパドルの操作には慣れが必要ですけど。






すごいね～！みんなどんどん上手になるね～！





かわいい冒険者も・・・。将来が楽しみ！いつか「ユーコン川を下るのかな？」



時には「沈」することも・・・。そんな時には、慌てずに浜に引き上げます。カヌーの中には前後に空気の入ったフロートが入っているので、沈むことはありません。



子ども一人ではさすがに難しいので、みんなで協力し合います。カヌーをひっくり返して、前後を交互に上げたり下げたりして中に入った水を抜きます。



何も指示しなくても、どんどん進めて行くので、「さすがボーイスカウト！」だなって・・・。隊長は心の中で、とっても喜んでいるのです。



午前の活動が終了して、昼食（おにぎり）を取り、少々の休憩の後で、ボーイスカウトからベンチャースカウトに上進するＳＴ君の「上進式」を行いました。
海辺での「上進式」はきっと、ＳＴ君の一生の思い出に残る事でしょう。




さらに、ビーバースカウトの「友情章」の授与式も行いました。



午後の一時・・・。まったりとした時間です。




でかいヤドカリや大きな貝を集めたり・・・。



のんびりと海に浮かんでいたり・・・。「地球は丸いんだと、悟ったり」、おもいおもいにまったりと過ごします。

午後からは「レース」をしました。コースは前方のマーク（海底に打ち込んだブイ）を反時計廻りに一周します。


みんなカヌーに乗って、スタンバイ。



ホーンの合図でいっせいにスタートです。





急げば急ぐほど、カヌーは思い通りになりません。全然違う方向に行ってしまったり。　回転してしまったり・・・。





マークの廻る方向を間違えたり・・・。他のカヌーに邪魔されて廻り切れなかったり・・・。







みんな真剣です。ここは川のような強い流れが無いので、操縦しやすいのです。





メンバーを入れ替えて、３レースを実施しました。






初めての「体験の子」たちも本当に上手になりましたよ！びっくりびっくり。





ワイワイ・がやがやのレースは「熱く楽しく」完了することができました。




もちろんスカウトだけでなく、保護者のみなさんにも楽しんでいただけたと思います。





午後の時間も過ぎて、太陽が少し西に進んだころは、ちょっとだけ秋を感じることもありました。





青い空と海の水、そしてそこに浮かぶ鮮やかな色のカヌー、「こんな素敵なシーンをスカウトたちが、思い出に残してくれるといいな～」と強く思うのでした。